つばきのこと

わたしとつばきが出会ったのは大学一年生、19歳の頃。見知らぬ土地に進学したわたしはおともだちを求めていろんなサークルを覗いていて、その途中でなんとなく仲良くなり、大学四年間を共に過ごしたのでした。とは言っても、一番の親友だとかそんな感じではありません、悪い意味じゃなくてね。ただ旅行とかに行くとなればこのメンバー、みたいな、仲良しグループの中の1人って感じ。

 

つばきのイメージは出会った頃から変わらず「真面目で不思議ちゃん」。学生時代は仲良しグループの中で誰よりも講義に出席していたし、課題も真面目にこなしていた(代返も試験前のレジュメも大変お世話になりました)それなのに手堅く就職とかはしないもんだから、当時は驚きました。
感情とかも謎。主張しないわけじゃないけど、掴みどころの無い感じ。でも誘ったらなんでも付き合ってくれるから、学生時代はオタク的なことも普段の生活でもかなり振り回してしまっていた気がします。

 

出会ってもうすぐ10年になりますが、つばきにはこの世界で起こることがどう見えているのか、ちょっと訊いてみたいと思いました。つばきは絵を描いてきた人ですが、わたしとつばきが同じテーマで文章を書いてみたりしたら面白いんじゃないかって。つばきは相変わらず、いつもみたいに乗ってきてくれました。
だからこれは、わたしがつばきを、つばきの世界を観察するためのものです。仲良しグループの他の女の子には内緒の、観察日記なのです。

 

2018.02.01 あねもね